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セルフライナーノーツ: Blog2
  • 執筆者の写真吉田拓矢

Message from the AIR

ファーストアルバムで「ファイティングポーズ」を作ってからというもの、

どうやら僕の中で何かこう、

躍動するような表現をする唄がとても好きなようで(笑)。

日本にサッカーのJリーグが発足した時、

全国各地の県にクラブチームができ、

地元住民がこぞって応援に行っていたのを見て正直羨ましいと思っていた。

なぜ我が地元の栃木県にはJリーグがないんだ!と。

けれどもブームの勢いは止まることを知らず、栃木県内にもあちこちに大きなサッカースタジアムが建設された。

試合は毎月のように開催され浦和レッズとかが遠征に来ていて、

よく観戦に行っていた。

それから月日が経ち、

僕の大好きなバスケットボールにも海外でプレーする日本人選手が現れ、

3on3などのミニゲームなどが盛り上がりを見せ始め、

ついにはプロリーグが発足した。

そしてなんと、

そのプロリーグのチームが地元栃木県にできるというではないか!

海外でプレーしたスター選手が所属というニュースまで飛び交って、

大興奮したのだ。

また面白いことに、我がプロデューサーがそのバスケットプロリーグに関係した話に少し噛んでいたのかな?

(よく覚えていないがそんな感じだったと思うが・・・)

バスケットボールの曲書こうよ、という話も持ち上がった。

ファーストアルバムで発表した「ファイティングポーズ」をもっと超えるものが書きたいと思っていたし、

なんだかいろんなことが合致して、

この『Message from the AIR』を書いた。

この「Message from the AIR」は、

地元栃木県のBリーグチーム、リンク栃木ブレックスの応援ソングなのである。

この曲は試合直前の、まさにコートに立つ瞬間をイメージして書いた。

「跳べ、完全勝利のイメージで

沸き立つ細胞の一つまで余すことなく燃やし切って

疾れ、電光石火のスピードで

切に願ってやまぬ勝利まで

たった一つしかない頂点(てっぺん)を奪い取れ」

リンク栃木ブレックスはまさにテッペンをもぎ取った。

2017年、B.リーグの初代王者に輝いた。

リアルタイムで観ていたけど、

本当に感動したし、

最高に嬉しかった。

勝つというのは素晴らしい。

最高だ。

全てが報われる。

勝つからこそ「次」がある。

そうやって一度きりのチャンスをつなぎ合わせていくんだ。

もちろん負けることは悪いことじゃない。

勝つこと以上に学びは多い。

しかし最終的には勝たなければ。

勝利のための、日々の鍛錬だ。

そういう意味では、

スポーツ全般、もっと言えば、何かに挑戦している人たち全てに対する応援ソングだ。

今、TOKYO FMやUSENで連日曲を流していただいている。

リアルタイムでお聞きいただいた方も多いだろう。

ブレックスの勝利が心揺さぶってくれたように、

この「Message from the AIR」が、

勝利を切に願ってやまぬ誰かの心を揺さぶれるように歌いつないでいこうと思う。

どこかのタイミングで、

この曲をリンク栃木ブレックスのみなさんにもお聴きいただけることを願っている。

また、スポーツに携わる全ての人々、

日々何かに挑戦し続けている人全てにお聞きいただけることを願っている。


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